5月10日放送のTBS「この差って何ですか?」にて
普段飲む牛乳の価格差はなぜあるかについて紹介していました
スーパーなどで牛乳を買うときに同じメーカーの牛乳の価格差について疑問に思ったことはありませんか?
何か理由があって高級なんだろうなとは感じますが理由を知ってる人はあまりいないのでは
同じ牛から取れた牛乳の価格の差が明らかになります!
同じ牛からとれた牛乳に価格差ができる理由
同じメーカーで同じ牛からとれた牛乳が50円近くの価格差がある理由をご存知ですか?
スタジオでは回答をみんなで予想
・普通の牛と高級なエサや環境などで育った牛の差
・朝の時間にとったか、夕方にとったかの差
・牛の乳の場所
自分も牛の種類が違うと思っていたのですが、同じ牛からとれた牛乳ということに驚きましたねー
気になる正解は・・・牛乳の乳脂肪分の量の差 ということでした
乳脂肪分?なんだそりゃ?と思ったのは自分だけでないはず(笑)
いったい乳脂肪分の差とはどういうことなのでしょうか?
同じ牛からとれた牛乳なのに乳脂肪分の量が変わる理由
乳脂肪分とは・・・牛からとった乳をしばらく置いておくと現れる色が濃くなっている部分。乳脂肪分があると牛乳にコクがでるんです
牛乳のパッケージを見ると価格が高い牛乳は乳脂肪分が3.7%以上と書かれていて
安い牛乳には1.6%と書かれています。2倍以上の差があるのです
よく牛乳パックの表面に「3.7牛乳」とか書いてありますが脂肪が多いとアピールしてるんですねー
さらにパッケージには高い牛乳は成分無調整、安い牛乳には成分調整牛乳と書かれています
これは同じ牛からとれた同じ乳脂肪分の牛乳の成分から脂肪をとって成分を調整したという意味なんですね
そこで1つ疑問が出てきます。ひと手間かけて乳脂肪分をとった成分調整牛乳はなぜ安くなるのか?
面倒な手間がかかる成分調整牛乳が安くなる理由
安い牛乳の成分調整牛乳は乳脂肪分を取り除く手間がかかっていますが
手間をかけてる牛乳が安くなる理由は取り除いた乳脂肪分にあります
実は乳脂肪分からバターや生クリームなどが作れるのです
バターや生クリームを販売することで利益が生まれるので成分調整牛乳は安く売ることが可能になるんですね
でも成分調整牛乳って美味しくないんでしょ?
番組では実際に無調整と成分調整の牛乳を飲み比べていました
成分無調整牛乳 約250円 成分調整牛乳 約200円 価格差50円の牛乳を飲んでの感想は
柴田理恵 「味は変わりないけど成分無調整の方がこってりしてる」
田村淳 「そんなに差を感じない。ドジなADが同じのを入れてる可能性は?」
とあまり変化が見られないとのこと
成分無調整牛乳は本来の牛乳の味でコクと甘味があるんですが、意外にもたくさんの人が味の違いはわからないそうです
味オンチなだけじゃ・・・と思われますが実はこれは企業努力なんです
無調整のコクが味わえる限界の乳脂肪分が1.6%だそうでキープしているそう
乳脂肪分を抑えてカロリーを控えたいという時代のニーズに答えるために開発されたのが成分調整牛乳なんですね
成分無調整の牛乳でも価格差が
成分調整牛乳は乳脂肪分が少なくなるほど低脂肪牛乳として安くなるのはわかりました
しかしここで成分無調整の牛乳にも同じメーカーで同じ牛乳にも価格差があるという事実が!
スーパーでよく確認して欲しいのですが同じ成分無調整牛乳でも低温殺菌牛乳というのがあるそうなんです
パッケージに必ず牛乳の殺菌温度が書いてあるのですが
安い方の成分無調整牛乳は 130℃で2秒間の高温殺菌
高い方の成分無調整牛乳は 66℃で30分間の低温殺菌
と殺菌する時間にかなりの差があります
高温殺菌すると賞味期限が約2週間と長期保存ができるようになります
一方の低温殺菌だと賞味期限は短いのですが牛乳本来の味になるのです
牧場でしぼりたてを飲む感覚に近くなる低温殺菌の牛乳・・・飲んでみたいですねー
いかがでしたでしょうか?
いつも何気なく買っている牛乳の価格差には深い理由があったんです
今回特に気になったのは成分無調整牛乳の低温殺菌のもの
牧場でしぼりたての味に近いということで出不精の自分は味だけでも試してみたいと思いました
早速スーパーで買ってきて飲んでみたいと思います