5月10日放送のTBS「この差って何ですか?」にて
卵の大きさの差はどうしてあるのかを解説していました
卵のサイズの差がどうしてあるのか?
赤い卵と白い卵の中身の差は?など卵に関する情報を紹介!
卵のサイズが違う理由はニワトリの年齢が関係
卵のお大きさの違いがなぜあるのかについて解説してくれるのは
15年以上に渡り卵を調べているたまご博物館の館長の高木さん
実は卵の大きさの差は・・・・
卵を産む時の年齢の差にありました!
最近の改良されたニワトリは卵から出てきて4~5ヶ月で卵を産むようになるそうです
・Sサイズの卵 生後 4~5ヶ月
・Mサイズの卵 生後 6ヶ月~1年
・Lサイズの卵 生後 10ヶ月~2年
・LLサイズの卵 生後 1年半以上
このようにニワトリが成長するにつれて大きい卵を産むようになるのです
ニワトリも年数が経つと体が大きくなると思うかもしれませんが
実はニワトリ自体の大きさは生後4ヶ月も生後1年半もほとんど変わりがありません
ではなぜ年を重ねたニワトリは大きな卵を産むようになるのでしょうか?
大きい卵を産むニワトリは卵管が太い
卵のできる過程を説明すると
①卵巣で卵黄が作られる
②成熟した卵黄は排卵され卵管を下る
③卵管では卵白が分泌され卵黄の周りに付着
生後4ヶ月のニワトリは卵管が細くて卵白の分泌量が少ないのでSサイズの卵になるのです
生後1年半のニワトリは卵管が太く卵白の分泌量が多いのでLLサイズの卵ができます
卵の大きさは卵管でどれくらい卵白が付着するかで変わるんですね
そして卵白の量が変わるということは小さい卵も大きい卵も黄身の量は一緒だという事実
大きな卵は白身の量が増えるだけなんです!ご存知でしたか?
サイズの違う卵の黄身の量は本当に一緒なのか?
番組では実際にSサイズとLLサイズの卵を使って検査
割って見てみると黄身大きさは一緒でした。定規で測ってもほぼ同じ大きさ
そして白身の量を測ってみると
Sサイズは32g、LLサイズは41gと約10gの差がありました
卵を買う時は用途に応じてサイズ選び
卵の大きさは違っても黄身の量は一緒で白身の量が違うだけというのはわかりました
そこで卵のサイズをどんな時に使い分ければいいのかを番組で紹介
LLサイズを買うと良い料理は白身を多く使う料理です
ケーキや茶碗蒸しなど白身を多く使うときには大きい卵のサイズが良いそうです
Sサイズの場合は黄身がメインの料理の時に使うと良くて目玉焼きやオムレツを作るときは小さいサイズがオススメです
赤い卵と白い卵の差
赤い卵は赤いニワトリ、白い卵は白いニワトリから生まれるのはよく知られてますが
赤い卵と白い卵の中身の差について番組では解説をしていました
赤い卵にも色が薄いのと濃いのがありますがその差はニワトリが飼育されている環境の明るさにあるんです
実はニワトリの卵は外敵から守るために環境に馴染む色に産み分けていて
明るい野外で育ったニワトリは薄い赤色の卵を
暗い室内で育ったニワトリは濃い赤色の卵を産むのです
暗い場所で明るい卵だと目立つので暗い色の卵を産むのですね
卵は濃い色が人気なので生産者はあえて暗い環境でニワトリを育てて濃い卵を産ませることもあるのだとか
いかがでしたでしょうか?普段何気なく買っている卵の大きさや色には意外な理由があったんですね
自分はよく赤卵を好んで買っていましたが今度は白い卵にしようかなと思いました
だって赤い卵は暗い室内で育ったと聞くとなんかかわいそうで(笑)
室外などの明るい環境で育ったニワトリの卵の方が生き生きしてる気がしますw
ただ栄養も味も大差ないということでどちらを買っても良さそうですね