5月10日放送のTBS「この差って何ですか?」にて
薬の錠剤の1日2回と1日3回の服用回数の違いについて解説していました
1日2回飲む錠剤と3回飲む錠剤では有効成分の差はもちろんあるのですが
それ以外にももう1つ差があるという事です
錠剤を1日2回と3回の薬がある意外な理由とは?
錠剤の飲む回数は時間差の効力にあった
今回の差を教えてくれるのは帝京平成大学の医学部教授の井手口先生
1日2回服用と1日3回服用の差は
時間差で効く仕掛けがあるかないかとのことでした
1日3回の錠剤は飲んだあとに胃で溶けて腸で吸収されて効き目が出るのに対して
1日2回の錠剤は飲んだあとに胃で一部が溶けて腸に吸収され効き目が出るそうです
胃で一部溶けたあとも残りの錠剤が腸にまでいって残りが溶けるので長時間の効果持続ができるそうです
1日3回の錠剤が胃で全部溶け、1日2回の錠剤は胃と腸で分けて溶けるんですね
胃と腸で分けて溶ける仕組み
錠剤が胃と腸で2回に分けて溶ける仕組みは錠剤の製造にあります
1日3回の錠剤は有効成分などをコーティングしてるのですが
1日2回の錠剤は錠剤の中にさらにコーティングされた錠剤が入っているのです
外側の錠剤は胃で溶けて中に入っている錠剤は腸で溶けるんですね
ちなみにカプセルの場合は早く溶ける粒とゆっくり溶ける粒の2種類入っていて胃と腸に分けて溶けるようになっています
なぜ1日2回の薬が作られたのか?
1日2回服用の錠剤が作られた理由は
1日3回飲めない人のために作られたそうです
話を聞いたタレントの柴田理恵は
「朝ご飯と夜寝るときは忘れないのに昼間はよく忘れるので2回服用のが好き」
とのこと。どうせなら飲む回数が少ないほうがいいですもんね
製薬会社の調査によると1日3回の錠剤を用法通りに飲んでる人は51%くらだとか
やはり昼は忘れがちになるそうです
仕事や学校で錠剤を忘れてしまう時なんかよくありますからね
しかし錠剤の薬も消費者のニーズに合わせて変化してるんですね。便利な世の中になりすぎな気もしました(笑)