5月24日放送の「この差って何ですか?」にて
吐く息で「フー」と「ハー」の温度差はなぜあるかについて解説していました
「フー」と「ハー」で吐く息には温度差は本当はないという事実!
飲酒検問で息を測る時に必ず「ハー」と息を吹くのには理由がありました
吐く息の温度差ができる理由を解説!
吐く息の温度差を解説してくれるのは元横浜国立大学教授の深井先生
温度差が起きる理由は・・・周りの空気を巻き込んでいるかどうか でした
「フー」は冷たく、「ハー」は温かいのは確かなのですが
サーモグラフィで確認すると口元から出た息は「フー」も「ハー」も約35℃と一緒の温度なんです
実際に自分の指を唇につけて息を吹いてみるとどちらも同じ温度だと感じるはずです
手を10cmほど離しただけで温度は「フー」が約28℃、「ハー」が約32℃と4℃の差が出来てしまいます
「フー」と息を吹くとスピードが速いので周りの空気を巻き込んでいき手元では冷たく感じていくのですね
サウナで「フー」とやっても冷たい息にはならない!
空気を巻き込むことにより息の温度差がかわると聞いたMCの加藤浩次が
「外気が暖かければ「フー」でも巻き込んだ温度が高いから温かいままってこと?」と質問
答えはその通りで先生は例としてサウナをあげました
吐く息が約35℃サウナが70℃ほどの温度ですと吐いた息は「フー」でも約60℃になるそうです
本当に「フー」は周りの空気を巻き込んでいるかを実験!!
実験その①
食品ラップの芯を使って息を吹いてみます
使わないと空気は冷たいのですが芯を使うと温かいままなんです
紙を丸めてやっても温度差は感じることができますよ
実験その②
長さ2mの細長いビニール袋を膨らませる実験です
ビニール袋をしっかり口に当てて膨らませると約5回ほど息を「フー」っと吹き込まないといけないのですが、15cmほど離して息を吹きかけると1回でビニール袋を膨らませることが出来ました
離す事によって吐いた息が周りの空気を巻き込み風の量が増加するからですね
先生いわく送る風の量は約10倍くらいにはなるとのことでした
飲酒検問で必ず「ハー」と息をするのには訳がある!
飲酒をしていないか息をチェックする時に機械に「ハー」と必ずやりますよね
それには理由があってもし「フー」とやってしまうと周りの空気を巻き込んでしまい、口から出たアルコール濃度が薄まってしまうからなんです
息がくさいかを確認するときも「フー」とやると周りの空気を巻き込むからあまり臭く感じないかもしれませんね
飲酒検問で「フー」とやると注意されてしまうのでの形にして「フー」と「ハー」の間の「ホ」の形で少し離して吹くと少しはごまかせたりして(笑)
飲酒運転は絶対ダメですけどね