5月24日放送の「この差って何ですか?」にて
錦織の読み方「にしこり」と「にしきおり」の差がなぜあるかについて解説していました
錦織の読み方は「にしきおり」が有名でしたが錦織圭の活躍によって「にしこり」の呼び名が浸透しましたね
この2つの名前の読み方はなぜあるのかを番組では詳しく解説していました
錦織は元々はみんな「にしこおり」だった!
解説してくれるのは40年にわたり名字を研究している名字研究科の髙信さん
「にしきおり」と「にしこり」の差が生まれた理由は・・・
先祖が島根県から移住したかどうか でした
錦織の名字のの発祥は滋賀県大津市のあたり。今から約1400年前に中国から大量に錦を織る職人がやってきました
この錦を織る職業の人を「にしこおり」と呼んだそうです。今でも滋賀県の大津市には錦織(にしこおり)という地名が残っています
・「にしこり」となった理由
当時は「にしこおり」と呼び名は統一されていましたが、滋賀県にいた武将が島根県に移った時に配下であった「にしこおり」さんも島根に移住
そのうちの一部の方が「にしこおり」では長いので「お」だけとって「にしこり」と名乗るようになったとのこと
・「にしきおり」になった理由
島根に移住した「にしこおり」さんの中には関東周辺に住む人が出てきました
関東に移った「にしこおり」さん達は漢字をそのままに「にしきおり」と呼ばれることが多々あったそうです
あまりにも「にしきおり」と呼ばれ続けるので「にしきおり」にしたほうが暮らしやすいと自ら改名したのです
テニスプレイヤーの錦織(にしこり)圭は島根県出身なので「にしこり」
少年隊の錦織(にしきおり)一清は東京都出身なので「にしきおり」
という差が生まれたんですね
新垣の読み方が「あらがき」と「にいがき」となる差も地域に理由が
同じ漢字で読み方が違う名前は他にもあります
タレントの新垣結衣と作曲家の新垣隆は「あらがき」と「にいがき」と名前に差がありますよね
この理由は「あらがき」は表舞台にたって活躍して、「にいがき」は裏でゴースト的な活躍するではもちろんありません(笑)
名前の差はさきほどの錦織の名前の差と一緒で
先祖が沖縄県から移住したかどうかにあります
新垣の発祥地は沖縄県で最初はみんな「あらかき」と名乗っていました
読み方が「あらかき」より「あらがき」の方が読みやすいと一部の人が変更し、「あらがき」が誕生
そして「にいがき」が生まれた理由は「あらがき」さんの一部が関東に移住した時に
人々から「にいがき」さんと呼ばれたので「にいがき」と改名したのです
沖縄県出身の新垣(あらがき)結衣
東京都出身の新垣(にいがき)隆の名前の差は沖縄県出身かどうかにありました
いかがでしたでしょうか?名前の違いには出身地が関わってくるという雑学でした
ちなみに読み方には制限がないので明日から錦織圭選手が「にしきおり」と読み方を変えてもまったく問題がないとのことです
読み方の自由度はすごいですね、名前の読み方はどちらかに統一したほうが良いと思いますが先祖代々の名前の読み方はそう簡単には変えられないか・・・