【林先生が驚く初耳学】磯野波平が亡くなったら磯野一家は骨肉の争いに！？林修先生が磯野一家の崩壊シナリオを語る

６月１４日放送の「林先生が驚く初耳学」にて

浪平さんが亡くなると磯野家は崩壊するという話題を取り上げていました

先日ある雑誌にサザエさん一家に関わる衝撃的な記事が掲載されました

磯野家の主である磯野波平の個人資産の内訳が算出されたんです

金融資産は約１億４１５７万３０００円と予測されていてそのうち不動産が８９.４%と大部分を占めているそうです

サザエさん一家が住む桜新町駅周辺の土地は高いところで１坪　約２４０万円

磯野家の敷地は約７５坪　土地だけの価値で約１億２３００万円もあるとのこと

１億４０００万ほどの資産がある磯野家ですが磯野波平が亡くなるとサザエさん一家が崩壊する危機があると番組では紹介していました

磯野波平が亡くなると磯野家が崩壊するかもしれないという今回の話題は磯野波平の遺産相続が深く関係しているとのこと

東京大学法学部出身の林修先生が遺産相続に関する今回の話題を詳しく解説してくれました

・磯野波平が亡くなったら相続税はいくらになる？

故人が所有していた財産を残された親族等が取得するときに課される税金が相続税

波平の資産を相続する権利があるのは妻のフネ、そして子供のサザエ、カツオ、ワカメの４人となります

今回の相続財産は約１億４０００万円。基本の控除額は３０００万円で今回は４人の相続人がいますので１人あたり６００万円の控除が加算されます

１億４０００万－(３０００万+６００万×４)=８６００万円が課税対象となります

相続の分配は妻のフネが半分の４３００万円　サザエ、カツオ、ワカメの３人は残り半分を３等分するので１人あたり１４３３万円を貰う計算に

それぞれに課される相続税はフネ６６０万円、子供３人が１６５万円となりますが、実際にはフネには配偶者控除があり支払う税金は０円

サザエは１６５万円そのまま支払いになりますがカツオとワカメは未成年控除が適用されてフネ、サザエ、カツオ、ワカメの相続税の合計は約３７６万円となるそうです

相続税は家族全員の合計でも約３７６万円

これだけでサザエさん一家は崩壊にはならなかったのですが問題なのは財産のほとんどが土地だということ

家が建っている土地を簡単に４人で分割できないのが問題なのです

今ある土地の名義をフネの名前にするときにサザエ、カツオ、ワカメの子供３人にはもらえるはずだった土地と同等のお金をもらう権利があります

その額１人あたり約２０００万円！フネは子供３人に合計約６０００万を支払わなくてはいけなくなるんです

さすがにそれだけの現金を用意できる人はなかなかいませんね・・・

林先生はサザエさんは遺産相続の番組になってしまうと解説します

林修「子供３人が相続を放棄して全部フネさんが受け取るやり方もあるんですが、フネさんが亡くなった時には土地・建物を３分の１ずつに分けて結構ややこしいことになります」

　　「結局、土地が財産の大半を占めていることから１回目の相続税は何とか払えるにしても名義をどうするかって事が起きるし、二次相続としてフネさんが亡くなった時に土地・建物をどういった形で分けるのか・・・サザエさんが遺産相続の番組になるという点では危機だと」

フネがすべて相続して今のままの家で生活することは出来るかもしれませんが、フネが亡くなった時は誰が家を継ぐのか、土地を分けることはできないので遺産分配を現金で用意できるのかなど問題が多発ですね

磯野波平が亡くなると磯野一家が崩壊というのはあながちありえない話でもなさそうですね

特にサザエ、カツオ、ワカメの子供たちがずっとあの家で暮らすことは不可能。カツオやワカメも成人して家庭を持つようになったらと考えたら難しいですね

林修先生は「来週のサザエさんは～って言ってですね、骨肉の争い・カツオ、ニヤリ・税理士の暗躍の３本ですとか」と語っていました(笑)

遺産相続でもめないためには誰がどのように相続するのかを遺言状にしっかりと残してもらわないとダメだとしみじみ感じました

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