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【林先生が驚く初耳学】漆器を塗る漆に牛乳を混ぜる伝統技法が!林先生も初耳の漆塗りの技術を解説!

7月12日放送の「林先生が驚く初耳学」にて

 

漆器作りには漆に牛乳を混ぜ込む職人技があるという雑学について紹介していました

 

 

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日本の伝統品である漆器を塗る漆に牛乳が混ぜられてるという事実をご存知ですか?

 

これは特殊な技法ではなく伝統芸能として多くの職人が使う技法なんです

 

林先生も知らなかった漆に牛乳を混ぜて塗るという技法、なぜ漆に牛乳をいれるのかを番組では詳しく解説していました

 

 

 

漆に牛乳を混ぜる理由を解説

 

 

 

 

 

 

漆に牛乳を混ぜ込む職人技とは一体どういうものなのでしょうか?

 

漆器作りの工程を番組では取材していました

 

 

 

・漆塗り職人の作り方

 

 

まずは下地塗り 漆にとの粉(山の土)と地の粉(珪藻土)を混ぜて強度を高めて木地全体に塗る作業。こうすることで丈夫な下時ができるんですね

 

合計15~20回塗りつつ付ける作業を約1ヶ月繰り返します

 

 

 

次は中塗り 漆をそのまま薄く全体にまんべんなく塗る作業。器をより丈夫にするための過程だとのこと

 

中塗り作業⇒乾燥⇒磨きを約10日間ほど繰り返すそうです

 

 

 

 

ここで登場するのが牛乳!漆の中に入れてかき混ぜてしまいます

 

牛乳を使う理由は粘り気がでるため。粘り気があると独特な風合いになるからですね

 

漆に含まれるウルシオールが牛乳のたんぱく質に反応して粘り気が生まれより強度がでるとのこと。牛乳を混ぜて作った漆を「絞漆(しぼうるし)」と呼びます

 

 

 

 

純粋な漆が墨のようにサラサラなのに対して絞漆は絵の具のようにネバネバ

 

仕上げの上塗り作業で絞漆はハケで塗る刷毛目塗り(はけめぬり)や器の裏面などで傷を目立たなくするタタキ塗りに使われます

 

 

 

・牛乳以外にも漆に混ぜる

 

 

 

牛乳を混ぜるのは漆にタンパク質を混ぜるためでしたが牛乳以外にも混ぜるものがあるとのこと

 

卵白、豆腐なども混ぜることがあるそうです。2つともタンパク質を多く含むために牛乳と同じく粘り気を出すために使われるとのことでした

 

 

 

 

 

 

漆器は英語で「japan」と読む?

 

 

 

 

 

番組では漆器は英語で「japan」と読むという情報も紹介していました。林先生はご存知でした、さすがですね

 

陶器のことを「china」漆器のことを「japan」と読むそうです

 

 

 

陶器は中国からヨーロッパにたくさん入ってきて漆器は日本から入って来たのが由来だそうです

 

漆器は英語で「japan」ですがこのjapanはjが小文字なのが特徴です。普通名詞で使うからjは小文字なんですね

 

郷ひろみは「japan!!(漆器!!)」叫んでいるんですね(笑)

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

漆に牛乳を混ぜる技法は最近出来た特別なものではなく、独特の風合いを出すために多くの職人が用いる伝統技法だそうです

 

しかし昔の人はどうして牛乳を混ぜようと思ったのかが気になりますね

 

漆に牛乳を混ぜるのも驚きましたが漆器を英語でjapanというのも結構適当なんだなぁーとびっくりしました(笑)