8月17日に放送の「この差って何ですか?」にて
墨田区の隅田川花火大会は「墨田」と「隅田」と区別して使われている理由について解説していました
東京の夜空に華麗に花火を打ち上げる隅田川花火大会。この花火大会が行なわれているのは東京都墨田区です
ここで疑問がひとつ、隅田川花火大会は「隅」で行われているのは墨田区で「墨」というそれぞれ別の漢字が使われています
同じ「すみだ」なのにどうして使われている漢字が違うのでしょうか?
「隅」の文字を使って隅田区としようとしたところ・・・
隅田川花火大会と墨田区で「すみだ」の漢字が違う理由は・・・・地名に「隅」が使えたかどうか でした
・「隅」の文字が地名で使えない?
まず確認するのは隅田川と墨田区はどちらが先に名付けられたかということ
実は隅田川は江戸時代から名付けられて使われていて、墨田区よりも隅田川の方が古いんです
墨田区ができたのは1947年3月頃だそうです。に東京35区を23区にするときに本所区と向島区が合併して墨田区となりました
新しい区の名前を決めるときに投票を行い1位になったのは「隅」の文字を使った「隅田区」だったのですがここで大きな問題が起きてしまいます
1946年に発布された当用漢字表では日常的に使える漢字を1850字に制限されていました。法令、公文書、新聞、雑誌でこの1850字以外の漢字はひらがなにするか違う言い方にしなければいけないという強制力の強いものでした
そうです、当時の当用漢字に「隅」の文字が入っていなかったんです
結局は当用漢字にある「墨」の文字を使って墨田区となりました
墨田区と隅田川花火大会だけではないおかしな現象
江戸時代から使われている「隅田」と1947年に出来た「墨田区」
この違いによって墨田区で行われる隅田川花火大会のようにおかしな現象が他にも起きてしまっているそうです
「墨田」区立「隅田」小学校 隅田小学校は古くからある歴史ある小学校なので墨田に変えることはできなくこんなことになってしまったそうですよ
まとめ
その後の1981年に常用漢字表が出来て「隅」の文字も常用漢字になりました
墨田区が出来る時に「隅」の文字が使えなかったせいで紛らわしい事が起きてしまったんですね
思い切って墨田区を隅田区に変更するしかないかもしれません(笑)