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【この差って何ですか?】同じ「くずもち」でも関東と関西ではまったく違う!?原料・由来も違うのに同じ呼び方になっている理由とは?

9月13日に放送の「この差って何ですか?」にて

 

関東と関西で「くずもち」に違いがある理由について解説していました

 

 

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昔から人気の和菓子「くずもち」

 

実は「くずもち」は関東と関西で見た目も食感も全然違うのです

 

関東と関西でどのような理由があって全く違う「くずもち」が作られているのかを番組では詳しく解説していました

 

 

 

関西と関東の「くずもち」の違い 原料がそもそも全然違っていた!

 

 

 

 

 

 

関西のくずもちはとてもプルプルな食感なのに対して、関東は少し固めで弾力がしっかりしているとのこと

 

2つのくずもちの差はそれぞれの製造工程を見れば分かるんです

 

 

 

 

・関西のくずもちの作り方

 

 

 

 

関西のくずもちの原料となるのは植物の「葛(くず)」 この葛の根っこをすり潰すと「葛粉(くずこ)」と呼ばれる粉ができます

 

 

その葛粉に砂糖と水を入れてかき混ぜて鍋に入れたら強火で1分。とろみが出てきて透明感があるくずもちの出来上がりです

 

 

 

 

 

・関東のくずもちの作り方

 

 

 

 

一方の関東のくずもちは小麦から抽出されるデンプンを使用しています。実は関東のくずもちは「葛(くず)」を使っていないんです!

 

 

関東のくずもちは葛ではなく小麦粉を使用しています

 

 

原料となる小麦粉のデンプンを15ヶ月もの間、乳酸菌で発酵させて作ります

 

出来た小麦デンプンを水洗いし発酵臭を取り除き型に流し込んで100℃で蒸したらくずもちの出来上がりです

 

 

 

 

 

 

 

関東のくずもちは「葛」を使っていないのに「くずもち」という理由

 

 

 

 

 

 

関西のくずもちは「葛」を使っているから葛餅ですが、関東は小麦粉を使っていて「葛」は一切使っていないのにどうして葛餅と呼ばれているのでしょうか?

 

 

 

 

関東のくずもちが生まれたのは1805年頃の江戸時代

 

良質な小麦の産地だった今の葛飾区のあたり「下総国葛飾郡(しもうさのくに かつしかぐん)」で作られました

 

 

商品化するときに葛飾郡の「葛」の部分をとって訓読みにして「葛餅(くずもち)」と呼ばれるようになったとのことでした

 

 

 

 

 

その後に関西にまったく同じ名前の和菓子「葛餅」があることが発覚

 

紛らわしいので近年に「くず餅」と表記するようにしたそうです

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

 

 

葛餅と表記されていれば関西で作れていて、くず餅と表記されていれば関東で作られているみたいですね

 

 

同じ呼び方で見た目も似ているので同じものだと思っていましたが原料も食感も関東と関西でちゃんと差があるとは驚きでした