9月20日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
多くのビンの底に「ギザギザ」がある理由、ビール瓶の表面に「ザラザラ」の加工がされている理由について解説していました
ジャムやジュース、ふりかけなどの保存に適したガラスの入れ物のビン
ほとんどの瓶の底には必ずと言っていいほど「ギザギザ」がさりげなく施されています。この「ギザギザ」がビンの強度を倍以上にしているという事実をご存知ですか?
林先生も初耳だったビンの底にある「ギザギザ」の理由について番組では詳しく解説していました
瓶の底のギザギザの大きな役割とは?
瓶の底に「ギザギザ」が何故あるのかを知らなかった林先生、「たぶん転倒防止ですよね?」と当てにいきましたが「林先生・・・全然違います」と一刀両断されていましたw
・ガラスにとって厄介なのは製造工程で付く細かな傷
番組ではガラスの「ギザギザ」について調べるためにガラス瓶メーカーに取材を行っていました
型どられたビンは自動でベルトコンベアに運ばれていくのですが、1500℃で変形させたガラス瓶は柔らかくて脆いためコンベアで運ばれる時の小さな振動でもビンの底には傷がついてしまうんです
その時の傷が原因で出荷されたビンは割れやすくなってしまいます
ビンは割れてしまっては価値がないのでその対策に行われているのがビンの底の「ギザギザ」の加工。接触傷が「ギザギザ」の先端にだけに集中することにより容器が傷つかずに強度を保つことができるとのことでした
・「ナーリング」はビール瓶にも施されている
ビンの破損を防止する「ギザギザ」を加工することを「ナーリング」と呼ぶそうです。このナーリングをすることによってガラスの強度は2倍にまで高まるとのこと
ビール瓶にもビン全体にザラザラとした加工がされていますがこれもナーリングの一種で、出荷などで瓶同士の擦り合いによる傷を防止する効果があるそうですよ
まとめ
ビンの底にある「ギザギザ」は水などでビンが滑るのを防止すると勘違いしていました
あんな小さな「ギザギザ」を加工することによってビンの強度が倍になるとは驚きですね
自分ならコンベアで運ぶ時に何とか傷を付かないように丁寧に運ぶことしか思いつきません、こういう発想が出来る人が成功する人なんでしょうね