10月25日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
温度計を計るための温度計を作る東亜計器製作所の高い技術力を紹介していました
世界に誇る技術を持つ町工場がたくさんあるモノづくりの町「大田区」
そんな大田区にある東亜計器製作所では大企業がうらやむ温度計を計るための温度計を作っているんです
その温度計を作るにはものすごい技術が必要で温度計が8本セットで価格は135万4320円もするとのこと!
どうしてそんな高額な温度計が必要なのか?どうして高額になるのか?林先生も初耳の下町の技術力を番組では詳しく解説していました。
温度計を計るための基準温度計とは?
温度計を作ったり正しく計れているかを調べる基準となる温度計が必要となります。その名も「基準温度計」
株式会社製作所が手作業で作っていて大企業も作れないものというのはこの基準温度計なんです
基準温度計は見た目はアナログで昔に使われていた水銀が入っているガラス温度計ですが-56℃~360℃まで正確に計測することができるとのこと
精密な温度計を作ることが出来るのは職人の手作業のみ!
一般的な温度計は機械で作られるのが多い中、東亜計器製作所ではすべてハンドメイドで温度計を作成。温度計の精密性を追求するとすべて手作業でないと作れないそうです
例えば温度計の目盛をつける作業。ガラス板はその日の温度や湿度によって伸び縮みするので、微妙な変化によって刻み方を微調整する必要があり職人のハンドメイドでなくては出来ないとのこと
ガラスもただ溶かして形を造るというというものではありませんでした。釜にガラスを入れて400℃で煮込んだら常温に戻す。その作業を半日おきに繰り返し3ヶ月続けるとガラスの強度が増し誤差が出にくい温度計になるんです
職人の技術と手間がかかって温度計の完成に要する期間は5ヶ月にも及ぶとのこと。-56℃から360℃まで計れる基準温度計は8本セットで価格は135万4320円!
それだけの価格がついてもおかしくないほどの職人の技術がてんこ盛りの温度計なんですね。大企業が羨む技術なら納得の価格です
まとめ
国や数々の大企業でも使われている基準温度計は日本を支える下町工場の技術がぎっしりと詰まったものでした
東亜計器製作所だけでなく町工場ではこのような高い技術力を持っている会社がたくさんあるそうです
改めて下町工場の大切さや素晴らしさを思い知らされた雑学でした