11月22日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
南部鉄器が世界中のシェフから愛されるのは蓄熱効果と油なじみの良さが抜群に優れているからと紹介していました
世界が認める900年の歴史を持つ日本の伝統技術で作られる南部鉄器
今この南部鉄器が世界中のシェフから注目を浴びています。フランスの人間国宝とも称されるシェフまでもが南部鉄器を愛用しているとのこと
なぜ南部鉄器が世界中のシェフから愛されるのか・・・林先生も初耳の南部鉄器の優れたポイントを番組では紹介していました
【南部鉄器の優れたポイントを知れば世界中から愛される理由がわかる】
南部鉄器の1番のポイントは厚みにあります。厚さがあり熱を多くため込めるので熱量が多く、普通の調理器具よりも蓄熱効果が抜群にあるんです
お肉を焼いた時の火が優しく豊かで優しい火が入り、芯から温まることがプロの料理人には実感できるとのことでした
・世界中の人が驚いた南部鉄器の隠された油との相性の良さ
厚みがあり蓄熱効果があることはよく知られていますが、南部鉄器には油との相性も抜群にあるというあまり知られていない優れたポイントがります
油との相性が良い理由は南部鉄器の製造に答えがあります
南部鉄器は鉄を1400℃の高温で溶かして型に流し込んで作る鋳造という製造方法で作られます。注ぎ方で出来が変わってくるため職人がひとつひとつ鉄を型に流し込むのですが、この型も職人が砂で作った型なんです
砂をふるいにかけて手で固めていく作業を繰り返して3時間かけて作られるのが凹凸の2つの型。2つの型を重ねて溶けた鉄を流して固めると南部鉄器の表面には砂の目の凹凸ができるんです
この砂の目のブツブツが料理をするのには有効で、微妙に離れているので油なじみがよくなり食材が焦げ付きにくくなるんです
油なじみの良さが世界のシェフから愛される大きな理由になるとのことでした
【南部鉄器なら家庭でもパリパリの鶏料理も簡単に油なしで出来る!】
家庭で鶏をパリッと焼き上げるのは無理と断言するプロの料理人。しかし南部鉄器を使えば家庭で誰でも簡単に鶏をパリパリに焼き上げることが可能になります
プロの料理人が作るのは12月のクリスマスパーティーなどに食べたいチキンのグリル
南部鉄器に油を引かずに皮目からフタをせずに13分間焼くだけでこびりつかずにパリパリに焼けます、これも砂の凹凸が表面にあるからなんですね
菜箸で焼いた鶏肉を叩くとカンカン!と音がするほど外はパリパリで中はふっくらのチキンのグリルが完成します。食べた時も口の中でサクサクと響くほどのパリパリになるのは南部鉄器だけですね
【まとめ】
日本の伝統工芸の南部鉄器が世界中から愛されるのは蓄熱効果と油なじみが他の調理器具よりかけ離れて良いところにありました
職人の手作りということでさぞかし高いと思っていましたがamazonで検索してみたら2000円~5000円程度で購入出来て意外にお買い得でした
油を引かないで鶏のグリルが焼けてしまう南部鉄器、1度使ったら他の調理器具は使えなくなるかもしれませんね