2016年3月6日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
標高はどの地点からの高さから測ったのか?標高を測る時に0mとなる基準点はどこなのかを紹介していました
日本一高い山の富士山の標高は3776mというのは誰もが知っている知識です
しかし富士山の高さ3776mはどこを0メートルにして測った高さかをご存知ですか?普通に考えれば0mは海面なのですが富士山の近くに有る駿河湾の海面ではないんです
日本の標高のほとんどがある地点を0mとして計測しているのですが、それは一体どこなのか?
林先生も初耳の標高はどの部分を0mとして測っているのかについて番組では詳しく解説していました
【標高0mはどこを基準にして決められているのか?】
そもそも高さはどのように測っているのか?1つは水準点を利用した三角測量です
街でこのような光景を見たことはありませんか?
地籍調査|測量調査|測量・調査部門|事業案内|株式会社 フジヤマ
これは直接水量測量と言って、その場所の標高を計測しているんです
基準となるAと高さを測りたいBの中間地点に計測器を置いて高低差をミリ単位で算出してBの標高を求めているのです
これを数十メートルの間隔で繰り返して国内すべての標高を計測しているとのことでした
それでは本題です。富士山の3776mというのはある地点を標高計測0mにして計測されています
実は日本全国、ほぼ全てのものの高さはある場所が0mの基準点となっているんです
その場所とは「東京湾の平均海面」なんです!
海面は地域ごとに高さが異なります。そこで明治時代に首都の東京に接する東京湾の海面の高さを数年間に渡って毎日計測
その東京湾の平均を0mと定めて日本全国の標高の基準としたのです
天気などによって海面の高さは変化して異なるため様々な場所の標高の計測には実用的ではありませんでした
そこで1891年に陸地に固定できる高さの基準を設置したのです
それがあるのは国会議事堂前の憲政記念館。庭の中に建てられた神殿のような建物の中に目盛り付きの水晶板が置かれています
その目盛が0の高さを東京湾の平均海面から24.5mの高さと定めて「日本水準原点」としました
国内の標高計測はこの「日本水準原点」を基準として測ったものとのことでした
【まとめ】
日本の標高は東京湾の平均海面を0mとして計測したものがほとんどという雑学でした
標高0mは海面というのは知っていましたが東京湾だったというのは初耳でしたね
富士山などの標高に関する話題の時にはこの情報をドヤ顔で解説したいですね(笑)