2016年9月25日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
玉子焼きの専用のフライパンが「関東型」「関西型」「名古屋型」に分かれていて、それぞれ玉子焼きを作るのに適した形をしているという雑学を紹介していました
家庭料理の神様土井善晴さんから出題
土井流は関西風のだし巻き。ポイントとなるのは脂をたっぷりとこまめに引いて巻いていくこと
ふわふわの中に巻き込むことでおいしさが生まれるんですね
玉子焼きに欠かせないのが専用のフライパン「玉子焼き器」ですが
実はこの玉子焼き器には「関東型」「関西型」「名古屋型」に分かれているんです
物の形が違うのは目的によって違うのですが、どのような理由があって分かれているのか?
林先生も初耳の「関東型」「関西型」「名古屋型」のそれぞれの玉子焼き器の目的について解説します
【玉子焼き器が「関東型」「関西型」「名古屋型」に分かれている理由】
まずは関東の玉子焼き器から解説します。その特徴は正方形です
たっぷりの卵を分厚く巻いて作るのが関東流の玉子焼きです
関東の玉子焼き器は分厚く2つ折りにしやすいように正方形なんです
これは関東の玉子焼きの起源が江戸前寿司のつまみでボリュームある分厚いものだったからです
続いて関西型
関西型は縦長になっています
土井先生が使っていた玉子焼き器は何度も玉子を返して出汁が馴染むようになっている関西型でした
最後に名古屋は関西の縦長に対し横長となっています。関西型と名古屋型では縦横が逆になっています
ド派手な結婚式で有名な名古屋
大勢の人を家に招くため仕出しを利用することも多く、必要とされたのが冷めても美味しい玉子焼きでした
そこで名古屋では横長の玉子焼き器を使いヘラを使い横から何度も巻いて出汁を閉じ込めながら仕上げていきます
こうすることで名古屋ではだしを閉じ込めた冷めてもおいしい卵焼きが作られているのです
林先生も初耳だった「関東型」「関西型」「名古屋型」の玉子焼き器の違い、面白いですね