2016年9月25日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
同じ「カカオ70%」のチョコレートでも美容・健康効果があるポリフェノールに差があるという雑学を解説していました
今ブームとなっている高カカオのチョコレート
その人気の理由は美容、健康効果です。カカオ豆に含まれるカカオポリフェノールは動脈硬化を防いだり脳を活性化させる効果があります
さらにはがん予防、認知症予防、老化予防と実にさまざまな美容健康効果が研究によって認められています。
そのため「カカオ70%」「80%」「99%」とカカオ豆がたくさん入っていることをうたったチョコレートが続々と発売されているのです
林先生に出題されたのは
「同じカカオ70%のものでも商品によってポリフェノールの効果に差がある」という事実についてでした
美容・老化予防の効果が全然違うのですが、その理由について林先生が解説します
【カカオ70%の数字にある落とし穴を林先生が解説!】
同じカカオ70%のチョコが商品によってポリフェノールに差があり、美容・老化予防の効果が変わってしまうという雑学
林先生は次のように解説していました
林先生「いいですか普通のチョコレートはカカオマス、そしてもともとはカカオマスから取り出したカカオバター、これに大体砂糖を加えるんです
カカオマスっていう褐色のものの中にポリフェノールが入っているんです。カカオバターはほぼ脂肪ですからポリフェノールとかはないんです
でもカカオ何%っていう率はカカオマス(ポリフェノール有)+カカオバター(ポリフェノールなし)の合計で出すんです」
「ですから例えば同じチョコレートでもカカオマスが40%のカカオバターが30%もあればカカオマスが20%のカカオバターが50%・・・そんなのないと思うんですけど、このバランスによる。
だから褐色のやつ(カカオマス)がどれだけあるかがそういう有効な成分の決め手になるので全体のカカオバターを含めた数字を見てもポリフェノールの量はわからないと」
とてもわかりやすい解説でした
この割合の率はパッケージの裏には書いていないそうです。じゃあ見分けはつかないかというと林先生は次のようにアドバイスします
「ただもし「カカオバター→カカオマス」という順番で書いてあればこれは食品表示法の関係で含有量の多いものから書くことになってますから、少なくともそれはカカオバターのほうが多いということはいえます」
チョコレートのポリフェノールの効果が目的の場合はカカオマスが多く含まれているものを選びましょう