2016年10月16日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
占いに根拠がないと証明しようとした織田信長の公開実験とはどんなもの?という雑学について紹介していました
星占い、風水、タロット、手相など誰でも気軽に楽しめる占い
実は占いは歴史的偉人と占いは深いかかわりがあるんです
その人物とは大河ドラマや時代劇でも多く登場する人気武将の織田信長
天下統一のために何万もの命を奪ってきた残忍な性格が有名ですが、信長は得体のしれないもの、不思議なものに人一倍興味を持っていたという意外な面があったそうです
そんな信長は「占いに根拠なし」と証明しようとしたと言います
占いには根拠がないと証明するためにある公開実験をしたそうで、小さいバカ話のように思いきや重要な歴史観の話だそうです
一体どのような実験だったのか?林先生も初耳の信長が行った占いを否定するための公開実験について紹介します
占いに根拠がないこと証明しようとした信長の仰天実験とは?
まず信長はという「自分と同年同月同日同日に生まれた人を集める」という御触れを出しました
その御触れについて書かれているのは「朝野雑載」という古文書
占いは生年月日が同じなら当時は同じような運命をたどると信じられていました
自分と同じ生年月日の男の人を信長自身が自分と比べれば占いが正しいかどうかがわかると考えたんですね
その結果1人の男が見つかります
しかしその男は天下人どころか極貧の男だったのです
「やはり生年月日による占いに根拠はない」と確信した信長
ですがその極貧男は信長に意外な言葉を残したのです
「上様と私に差はありません、天下人でも貧しくとも明日の事がわからないのは同じなのです」
信長ももしかしたらこれから極貧になるかもしれないし、自分も星が同じなら天下人になるかはまだ分かった事じゃないと極貧男は言ったとのことでした
信長を相手によくそんなことを言えましたね、やはり何か特別なものを持っていたのかもしれません(笑)
そしてその言葉の通り1582年の本能寺の変で信長は暗殺されてしまいます
・信長の占いに根拠がないと証明しようとした行動は日本の発展に貢献
占いの根拠のなさを証明するために動いた信長
この行動は後の日本の発展に大きく貢献したそうです
織田信長という稀有な人物が出てきたことにより日本人は一気に宗教・迷信・超自然的なものより現実主義者になっていったとのこと
人々への占いへの依存は徐々に薄まり明治時代には政府は「占いによる政治は近代国家にふさわしくない」という方針を提示
日本はアジアの中でいち早く近代化に成功したとのことでした