6月21日に放送の「この差って何ですか?」にて
同じ産地で養殖され同じ見た目の真鯛が倍近くの値段の差ができる理由を解説していました
高級魚の代名詞「真鯛」 今回は養殖された真鯛が1尾2100円と4000円と価格差ができる理由について番組では紹介
同じ産地で見た目も同じ真鯛が2倍も価格差がでる理由について解説していました
「真鯛が日焼けする」「スーパーでの美味しい真鯛の見分け方」などの情報も!
養殖された真鯛だからこそ起きてしまう養殖真鯛同士の価格差
養殖の真鯛の価格差は「養殖」であることからこそできてしまうそう
産地も見た目も同じ真鯛が2100円と4000円の価格差ができる理由は・・・
養殖する海の深さ にあるとのことでした
2100円の真鯛は約水深10mのところでいけすを使って養殖しているそうです。いけすには1つに約1万尾の真鯛が生息しています
4000円の真鯛は「深海養殖」と呼ばれるやり方で水深30m以下のところで育てられることによって値段が高くなるのです
・水深が深いところでの養殖はどうして値段が高くなる?
天然の真鯛は水深30m以下に元々生息している魚だそうで、天然に近い状況で育てることによって魚へのストレスがなくなるとのこと
10mのところで飼われている真鯛は水温や水圧がいつもと違うのでストレスがかかっているそうですよ
・全ての真鯛を「深海養殖」で育てない理由
水深の違いだけで1尾で約2倍の価格差が出てしまうならなぜすべて30m以下の水深で育てないのでしょうか?
その理由は主に2つ
・30m以下のいけすには餌を与えられないので餌の支給のために1度上げなければいけない
・深海洋食はいけすに使用する専用のカゴなどの設備投資がかかる
人件費も設備投資費もかかるので深海養殖を全ての真鯛養殖で行うことはできないのですね
魚が日焼けする!?真鯛の色の違いの差
一般的に浅瀬で養殖された真鯛にもひと目でわかる違いがあります
それは真鯛の色。鯛といえば赤い色をしているのが印象的ですが従来通り養殖された鯛は黒ずんでしまうそうです
その理由はなんと日焼け!元々深い場所で生息する魚なので浅瀬で養殖すると日焼けをしてしまうとのこと
真鯛は赤いのが基本とされているのでやはり黒い鯛よりも赤い鯛の方が高く売れるそうですよ
日焼けした黒い鯛でも赤い鯛と味は変わらないのですが、やはり2匹の鯛を比べてしまうと赤い鯛の方がおいしそうに見えてましたね
魚が日焼けをしないように養殖場では遮光幕をいけすの上にはって日光を遮り日焼けをしないようにする方法もあるそうです
スーパーで販売されている美味しい真鯛の見分け方
スーパーで売られている鯛の刺身などは切り身になっていますが、この状態でも美味しい鯛かどうかを見分ける方法を番組では紹介していました
鯛の切り身をよく見てみると黒い筋があるものが・・・これは毛細血管。刺身に毛細血管が多いと雑味や臭みを感じてしまうとのこと
スーパーで切り身を買うときは黒い筋の毛細血管がないものを選んで買うのが良いとのことでした
まとめ
真鯛が日焼けをしたり、水深が普段より違うということでストレスを感じるというのは初耳でした
ストレスなく育てられた鯛は値段が倍近く上がるということでストレスというのは本当に怖いものだと改めて実感しました