7月12日に放送された「この差って何ですか?」にて
普通のお米と無洗米の違いについて解説していました
普通のお米は洗う必要があって無洗米は洗わなくていいというのは知れ渡っていますがその理由は無洗米が洗ってあるからではないんです
多くの人が無洗米は既に洗ってあるという勘違いをしてしまっています
番組では普通のお米と無洗米の違いを詳しく解説。正しい無洗米の知識を覚えてしまいましょう
普通のお米と無洗米の差は洗ってあるかどうかではない!
普通のお米と無洗米の違いを教えてくれるのはお米を作って25年の5ツ星お米マイスターの舟久保正明さん
その違いは・・・・米粒の表面に肌ヌカが残っているかいないかどうか でした
肌ヌカ?一体どう言うことなのかを番組では詳しく解説
・普通のお米のつくり方
まずは普通のお米のつくり方を紹介
籾殻(もみがら)付きのお米から籾殻を取ると玄米に
玄米には米粒のまわりにヌカと呼ばれる皮がついています
ヌカを取るために玄米を精米機に流し込むと玄米同士が擦れ合い米粒のまわりについているヌカが削り取られていくのです
玄米からヌカが削り取られたものが普通のお米になります
・無洗米のつくり方
実はヌカを取った普通のお米にも「肌ヌカ」と呼ばれる薄い膜が残っています
普段私たちは普通のお米を食べる際にお米を洗うことによってその「肌ヌカ」を取っているのです
お米を洗うと水が白く濁りますがその白い濁りの原因が「肌ヌカ」
その「肌ヌカ」をすべて取り除いたのが無洗米。なので無洗米は洗わなくていいのです
肌ヌカをどうやって取り除くのか?
洗わなくていい無洗米は「肌ヌカ」と取り除いてあるのですが普通のお米を洗って取り除いてるわけではありません
普通のお米をもう一度精米機に流し込んでいつもより少し弱い力で「肌ヌカ」を削っていきます
つまり洗ってあるから無洗米ではなく精米機で「肌ヌカ」まで取り除いたのが無洗米なんですね
・普通のお米と無洗米の米粒の差
普通のお米と無洗米なんですが「肌ヌカ」を取り除いたぶんだけ一粒あたりの米は無洗米の方が小さくなっています
重さを比較してみると同じ1合でも米粒が小さいぶんだけ米粒が隙間なくびっしり入って
普通のお米が180g 無洗米185gと5g重くなるのです
最近のお釜には無洗米を炊くときに普通のお米より水を1割ほど多く入れるようにメモリが表示されているのはそのためなんですね
まとめ
無洗米はすでに洗ってあるお米ではない。洗わなくて良い無洗米を食べていますが今まで知りませんでした
米粒の表面に「肌ヌカ」が残っていないのが無洗米で残っていないのは洗ってあるからではなく精米機にもう一度かけてあるから
これはなかなかためになる雑学でした