7月26日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
醤油・味噌・みりんは昔から日本でしか作ることが出来なかったという事実について解説していました
日本を代表する調味料の醤油・味噌・みりんは日本食には欠かせない重要な調味料です
そんな醤油・味噌・みりんの味は古くから日本でしか作ることができないそうです
なぜ日本でしか作ることが出来なかったのかを番組では詳しく解説していました
日本でしか作れない理由は「麹菌」にあった
和食に欠かせない醤油・味噌・みりんが日本でしか作れない理由は「麹菌(こうじきん)」にあるとのこと
・3つの調味料の共通点
醤油・味噌・みりんに共通しているのは「麹菌」を使って作る発酵食品であるということ
起源は約1300年前、神様に蒸し米を捧げて放置しておいたらカビが生えたのでそれで酒を造ったという記述が残っていたそうです
酒を作る元となった蒸し米に生えたカビが「麹菌」でした
麹菌は穀物につくと穀物に含まれるデンプン質やタンパク質を分解し、ブドウ糖やアミノ酸といった旨味成分に変えていきます
麹菌の働きに気づいた日本人は大豆に麹菌を加えて味噌を、大豆と小麦に麹菌を加えて醤油、もち米とアルコールに麹菌を加えてみりんを作りました
和食の発展を支えてきた麹菌は2006年に日本特有の菌として国菌にまで指定されたのです
麹菌は日本にしかありません、世界中のどこを探しても日本にしか存在しないのです
・麹菌が日本しか存在しない理由
麹菌が日本にしか存在しないので麹菌を使って作られる醤油・味噌・みりんが日本でしか作られないというのはわかりました
しかしなぜ日本でしか麹菌は存在しないのでしょうか?
それは日本が米を食べて温暖多湿な地域だったからだそうです
麹菌が育つのは暖かく湿度の高い環境で温暖多湿な日本の気候風土がぴったり
日本が米を加熱して食べる米食文化だったことも重要な要素となります。加熱した米は麹菌が発生しやすい場所なんですね
高温多湿の国はアルゼンチンやブラジルも当てはまりますが、それプラス米を加熱して食べる国となると日本でしか存在しないということになります
まとめ
醤油・味噌・みりんは日本食を美味しくするための必須調味料です。和食が美味しいのはこの3つの調味料があるからと言っても過言ではありませんね
日本でしか作ることが出来なかったという奇跡の調味料で作った和食・・・そう思うと毎日和食を食べることができる日本人に生まれて良かったと思いましたw