9月6日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
東京駅が空を売って500億円も稼ぎ出したという事実について解説していました
大正3年に完成した東京駅が2011年に改装されたのは記憶に新しいと思いますが、復元工事には莫大な費用がかかりました
工事費約500億円という捻出するために東京駅は空を売ったとのこと
東京駅に詳しい林修先生が空を売って500億円を手に入れた方法を詳しく解説していました
東京駅の空を売って500億円!?周りの高層ビルに容積率を販売!
空を売って500億円を捻出して復元工事をした東京駅ですが、実際に空は売れないので売ったのは空中権になります
東京駅周辺は特例容積率適用地区で容積率を移転することが認められている地区となります
・建ぺい率と容積率
建ぺい率というのは土地面積に対して建築面積、いわゆる建坪が何%かが決まっている事をいいます
100㎡の土地の建ぺい率が50%だったら50㎡までしか建てることが出来ないんです
ちなみに林先生は建ぺい率の説明の時に「いろんなところで建ぺい率は「ぺい」と書いてあるのがムカつくんでいつも漢字で書く林です」と前置きしていました(笑)
そしてもう1つ建物を建てる時にある縛りが容積率
建築延べ面積、同じ土地100㎡に2階の建物があったとして1階が50㎡、2階が50㎡だったら合わせて100%と計算するそうです
この容積率を分け合うことを東京駅周辺では認められていて東京駅は容積率を売ったんです
14階分の容積を周りのビルに売ることで500億円捻出した東京駅
東京駅は現在3階建てですが建築基準法で定められた容積率では17階まで建てることが本来では可能です
この使っていない14階分の容積を周りのビルに約500億円で販売したんですね
日本郵政のビルは本来31階までしか建てられないのですが空中権を買うことで38階になったんです
結果的に空を売って建築費を捻出したと言えるわけですね
・自分の家の空中権も販売できる?
東京駅のように民家の空中権も販売することもできるそうです
隣あった土地同士という条件であれば可能だとのこと、自分の家の空もご近所さんに売れるかもしれませんね
まとめ
空中権を周りに売れる地区があるというのは初耳ですし、民家でも空中権を販売できるというのは驚きでした
林先生は「資本主義の社会においては人が欲しいと思って値段がつくものはすべて同じ商品になります。権利もそういう形で商品化されうる」と語っていましたが何が値段につくかはわからないものですね