１０月２５日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
１９７５年に食べられていた和食は摂取カロリーが高くても最強のダイエット食だという事実を紹介していました
日本人が食べてきた食事の中で１９７５年の和食こそが最強のダイエット食だという事実が先日発表されて話題となっています
１９７５年の日本は高度経済成長が終わり先進国と肩を並べ始めた年。一家みんなでちゃぶ台を囲って食事をしていました
年代別にみた１日１人あたりの総摂取カロリーの推移をみると、１９７５年は最高に摂取カロリーが高い年で現代の食事の１.２倍以上の２，２２６kcal！
最もカロリーが高い年である１９７５年の和食がどうして最強のダイエット食なのか？そこにはカロリー摂取量だけではわからない人間の体の仕組みが関わっていました
１９７５年の１日に摂取カロリーは年代別で最も高い！それでもダイエットに！
厚生労働省が毎年行っている約６０００世帯を対象にした食事に関するアンケートを元に１９６０年から２００５年まで１５年おきに一般的な食事を分析
その食事を実験用のマウスに与えたところ１９７５年の食事を食べたマウスが最も内臓脂肪が減ったそうです
これは人間に換算すると体重が８ヶ月で-１０ｋｇも落ちることになるそうです。１９７５年のカロリーの高い食事にすれば今までと同じ生活をしていても８ヶ月後には10ｋｇも痩せるなんて凄すぎますね
ちなみに１９７５年の食事の摂取カロリーは２２２６kcal。それに対して１９９０年は２０２６kcal、２０００５年は１９０４kcalと１９７５年よりはカロリーは低いのにダイエット効果はみられずに体重は逆に増えてしまったそうです
カロリーが減っている年代が体重が増えて、最もカロリーが高い１９７５年の和食では体重が減るのは摂取カロリーだけではわからない食べ物の質にあります
摂取カロリーだけを気にしてもダメ！大切なのは食事のバランスと質
１９９０年以降の食事は欧米化が進行していて食事全体の脂質の割合が増えていた事が特徴。脂質は体を動かすためのエネルギー源、しかし脂質が多いと使い切れなかったエネルギーを脂肪として蓄えてしまうので摂取カロリーが少なくても体重は増えてしまうのです
１９６０年の食事はカロリーは少ないのですが大量のお米を食べていたためダイエットにはならなかったそうです。摂取カロリーだけでは体重の増減がどうなるかなんてわからないものですね
・１９７５年の食事がダイエットに理想的な理由
摂取カロリーだけなら最も高い１９７５年の食事はなぜ痩せるのか？その理由は大きく分けて２つあります
戦後の貧しさがなくなり物質が豊富になった１９７５年はおかずの量が増えていろいろな食材を少しずつ食べていました。様々な食材を少しずつ摂取することで余分なエネルギーを溜めない理想的な栄養バランスになったんですね
そして最大のポイントは腸内環境！味噌や醤油、ぬか漬けなどの発酵系の食品を多く摂っていたことによって腸内細菌のバランスが非常に良かったとのこと
１９７５年の食事では毎日のように味噌汁やぬか漬けを食べていました。特にぬか漬けは植物性の乳酸菌を生きたまま摂る事ができるので腸内環境を整えるのにはうってつけの食べ物だったそうです
腸が活発に働くことで代謝がアップしダイエットにつながっていたんですね
まとめ
味噌汁や漬け物を多く摂るようにして偏った食事ではなく少しずついろんな食材を食べれば摂取カロリーは多くても体重は減るという今回の事実
多くの人が摂取カロリーだけを気にして栄養バランスの悪い無理なダイエットをしてしまっている現代。１９７５年の事を模範にしてバランスよくたくさんの食材を楽しんで食べるようにしたいですね
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