1月24日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
デンマークでは25歳までに結婚していない男女はシナモンまみれにされる伝統儀式があるという事実を紹介していました
デンマークでは25歳までに結婚していない独身の人は男女問わずにシナモンを消火器を使ってかけられてしまうという400年前から続く伝統儀式があるのをご存知ですか?
悪ふざけではなくしっかりとした理由があるのですが、番組では25歳になっても結婚していない人になぜシナモンをかけるのかを調査していました
林先生も初耳のデンマークのシナモンまみれになる伝統儀式について紹介します
【結婚せずに25歳の誕生日を迎えるとシナモンまみれに・・・】
25歳の誕生日を迎える時に独身だとシナモンまみれにされてしまうという北欧の国デンマーク
その方法は消火器に入ったシナモンを噴射するというものでかけられた人は全身真っ白になってしまうんです
特性シナモン入り消火器は1本8,000円で普通に販売されていて2kgのシナモンを約30秒で噴射することが可能とのこと
街角でシナモンをかける伝統行事について番組が取材すると
「シナモンをかけられると1週間くらいは匂いが取れない。匂いで(シナモンをかける伝統儀式を)やったなってバレちゃう」
「無理矢理にやるから事前に逃げ出す人もいるよ」
という意見が聞けました
逃げ出す人もいるほど大変な行事ですが一体どういう理由でシナモンをかけるのでしょうか?
【デンマークで25歳で独身の男女にシナモンをかける理由】
結婚していない男女への罰としてシナモンまみれにするというデンマークの伝統儀式
家族や友人がシナモンをかける事によって本人に結婚していないことを反省させる意味合いあるそうです
どうしてシナモンをかけるのかのルーツは「コショウ」にあります
16世紀頃のデンマークでは香辛料貿易が盛んに行われていて、特に高価な胡椒を扱う商人は特別な存在で「仕事に専念すべし」と独身の男の人しか就けない職業でした
そこから「独身の男」という意味の言葉が生まれます。それが「ペッパースヴェン(胡椒男)」なんです
ペッパースヴェンとは独身の男性を茶化す言葉で、そこからその男性に胡椒を贈る慣習が生まれました
デンマークで現在も続く伝統で胡椒を贈るだけでなくかける場合もあるそうです
このペッパースヴェンの習慣が元になって1950年頃から25歳で独身の人にシナモンをかけるようになったのです
胡椒から転じてシナモンをかけるのにはある思いがあります
シナモンはその昔エジプトでミイラの防腐剤として使用されていたことから、独身でも腐らないようにと願いが込められているのです
そしてシナモンをかけるのを公衆の面前で行うのにも訳がありました
シナモンをかけられる人は独身ということで、そのことを近所にアピールをしてやっているのだそうです
ど派手に独身をアピールするシナモンがけはデンマーク流の婚活術なんですね
【まとめ】
デンマークでは25歳の誕生日の時に独身だと男女関わらずにシナモンまみれにされるという伝統儀式があるという情報でした
一見すると大迷惑に思えますが街の人に「この人は独身でフリー」と知ってもらえるので婚活のチャンスになるかもしれませんね
余計なお節介かもしれませんが、その人のことを思ってやる良い伝統儀式だなぁと思いました