2月21日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
江戸時代には既に3Dの娯楽があって後に日本の絵画の発展につながったという雑学を紹介していました
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時は1700年代の初頭、突如現れた3Dの娯楽に町人たちは大変驚いたと言われています
江戸時代にあった3Dとは現在と一緒で特殊なメガネを使用されていました
その後の浮世絵で有名な葛飾北斎や歌川広重にも多大な影響を与えたとされる林先生も初耳の江戸時代の3D娯楽とは?
【江戸時代にあった3D!娯楽だけでなく日本の絵画の発展に!】
江戸時代の3Dの娯楽とは浮世絵の一種でした。浮世絵とは葛飾北斎や歌川広重に代表される江戸時代の大衆に愛された芸術文化です
3Dの浮世絵は北斎や広重が活躍するずっと前の1700年代の初頭に誕生していたのです
「のぞきからくり」「のぞき眼鏡」というものがありレンズを通して風景というものが立ち現れてくる・・・まさに3Dの体験というものを楽しんでいたそうです
江戸時代の3D装置「のぞき眼鏡」はこちら!
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浮世絵を凸レンズで覗く装置「のぞき眼鏡」 使い方は器具の下に眼鏡絵を置いて鏡に映して凸レンズ越しに眺めるという簡単なもの
普通に絵を見るよりも奥行きが出ていました。凸レンズは実物よりも遠くに虚像を作り出し絵の奥行きをより遠くに感じる錯視効果を生み出します
そしてのぞき眼鏡で覗く眼鏡絵にも工夫がされていて、極端な遠近法で描かれていました
のぞき眼鏡の発祥は17世紀のヨーロッパでその後に長崎を通じて輸入、西洋の眼鏡絵を見た浮世絵師たちが日本の風景で眼鏡絵を描くようになりました
江戸時代中期まで遠近法はなく平面的だったのですが眼鏡絵を発展させる形で日本の絵画の世界にも遠近法が定着しました
そして北斎や広重の時代になると遠近法が当たり前に浮世絵の中に取り入れられるようになりました
富士山の風景や江戸の名所など奥行きを持つ風景が絵の中で当たり前になっていったんですね
眼鏡絵がなければ北斎や広重の有名な浮世絵も別の絵になったとのことでした
【まとめ】
江戸時代にも浮世絵を立体的に見るという3Dの娯楽があるという情報でした
江戸時代の3Dの娯楽は日本人に新たな視覚の驚きを与えただけでなく、日本の絵画の発展にも大きく関わっていたんですね
3Dを楽しむ時には誰かに話したくなる面白い雑学でした