2016年2月28日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
世界の絶景である「アイスホテル」毎年建て替えられる時に大量に氷を切るのは日本製のノコギリ!なぜ日本製のノコギリが選ばれるのか?について紹介していました
http://www.tumlare.co.jp/guide/special-hotel/icehotel/
スウェーデンにあるユッカスヤルビ村では冬の時期にだけ見れる奇跡の絶景があります
柱、壁、シャンデリアと全てが雪と氷だけで作られているホテル「アイスホテル」です
夏には雪や氷は全くなくなってしまうので冬になる度に毎年建て直されているそうです
デラックススイートルームでは氷の部屋で宿泊することになります。ホテルの最大の魅力はオーロラを観る事ができるとのことで魅力的なホテルとのこと。一度は行ってみたいものですね~
そんなアイスホテルですが毎年建て替える際に1番ネックとなるのが膨大な量の氷の切断です
1000トンもの氷を使って建てられている氷のホテルですが実は日本製のノコギリを使うからこそ美しくなるんです!
氷を楽にまっすぐ切れて氷と氷がぴったりとくっつくので重宝されているとのこと
海外製のノコギリと日本製のノコギリでどのような差があるのかを林先生が詳しく解説していました
【氷を切る時に日本製のノコギリが使われる2つの理由】
スウェーデンで作られるアイスホテルに使う氷を切る時に使うノコギリには日本製が良いと重宝しているとのことですが、海外製と日本製でノコギリにどのような違いがあるのでしょうか?
まず海外製のノコギリですが基本的には押して使うものとのこと、一方の日本製のノコギリは引いて使うのが特徴です
日本のノコギリには粗い目の縦引きと細かい目の横引きの2種類があります。縦引き刃は木目に沿って使い横引き刃は木目に対して直角や斜めに使うそうです
そして縦引き刃は10℃~15℃の角度で、横引き刃は30℃~35℃で使うなどの特徴も林先生は説明していました。ここまでは林先生の蛇足です(笑)
押して切るノコギリが生まれたのは海外では硬い木が多いためです
一方で日本の木は柔らかいものが多いのです。では氷は硬いか柔らかいか?もちろん柔らかいですよね。海外製で強く押して切る必要はないんです
そして日本製の断面を見るとノコギリの刃はアサリと呼ばれるノコギリの刃が交互に外側に曲がっている状態になっています
刃先が真っ直ぐだと木くずが詰まって摩擦が起こり切れにくくなります
アサリ出しをされているとノコギリと木材に空間が生まれ摩擦が置き難いためスムーズに切れやすいとのこと
氷を切る時に日本製が選ばれるのは引き刃であることとアサリ出しがされていて氷をスムーズに切ることができるからでした
【まとめ】
日本の技術が海外の絶景を支えているという日本人として誇らしい雑学でした
林先生は番組で何度もノコギリが使われているのを見てノコギリに関する質問が来ると予想して事前にノコギリについて学んでいたとのことでした
何にでも興味を持って学ぶ林先生の態度を自分も学びたいですね