2016年4月3日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
北王子魯山人が料理に合う器を作り続けたのは「高級な江戸切子と安い豆腐のエピソード」があったのがきっかけという情報を紹介していました
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美食家で知られる陶芸家の北王子魯山人(明治16年~昭和34年)は大正から昭和にかけて料理に合う理想の器を作ってきました
魯山人の作品は1枚数百万円以上は当たり前の芸術品です
そんな魯山人がこよなく愛していると言われているのが「江戸切子」
江戸切子とは江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法のガラス工芸・ガラス細工である。伝統工芸に認定されているガラス工芸品・地域ブランドの一つです
眩い光を放って今でも人気の工芸品ですが、この江戸切子がなければ北王子魯山人は大成しなかったと言われています
魯山人と江戸切子の感慨深いエピソードについて林先生は詳しく解説していました
【魯山人の人生を変えた高級な切子と安い豆腐のエピソード】
魯山人が江戸切子を愛していたというのは有名な話です
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魯山人が若くてお金がなかった頃に張り込んで高い赤い切子を買って、その上に安い豆腐を入れて食べていました
周りの人は切子に安い豆腐をのせて食べている魯山人を見て「豪華な食事をしているな」「贅沢をしているな」と言ったそうです
その時に魯山人はお金がないからいい加減な器で食べるのではなく、ちゃんとした器を使って食事をすることが自分の美意識を磨くことになると確信、それが後につながったというエピソードでした
1903年に京都から上京してきた魯山人は1919年に古美術店を経営します
魯山人は自分の編み出した料理だけでなく人が作った料理を見て「そういう料理にはこの器だろう」と料理の演出家になっていったそうです
1921年に会員制食堂「美食倶楽部」を発足しますが料理と芸術を結びつけることに固執するようになったきっかけは安い豆腐をのせた高級な江戸切子のエピソードが関わっているということだそうです
【まとめ】
北王子魯山人の食事と器の芸術作品は高級な切子と安い豆腐のエピソードがあったから生まれたという情報でした
何がきっかけで人生が大きく変わるかはわからないものですね
平成になった今でも江戸切子は進化を続けて美しく食事を目でも楽しめるような工夫がされているそうです
食事の際にはぜひ江戸切子で華やかな食事を楽しんでみては?