2016年4月17日に放送の「この差って何ですか?」にて
食品用と掃除用の重曹の中身は全く一緒!中身が同じなのに食品用と掃除用に別れる理由について紹介していました
掃除や料理に便利と大人気な重曹
スーパーの掃除グッズ売り場に売られている掃除用の重曹、食品売り場で売られている食品用の重曹の2種類ありますがこの差はどのようなものなのか?
掃除用の重曹は料理に使って良いのか?食品用の重曹を掃除に利用しても良いのか?という街角の疑問に番組は詳しく解説していました
【掃除用と食品用の重曹の差は?重曹の意外な使い方】
掃除用と食品用の重曹の差について教えてくれるのは2種類の重曹を作っているマルフクケミファ株式会社の福田さん
実は掃除に使う重曹も料理に使う重曹も中身は全く一緒で差は全くないとのことでした
重曹とはそもそも炭酸水素ナトリウムという物質、掃除用と食品用のどちらのパッケージにも炭酸水素ナトリウムと記載されています
ではどうして同じ成分なのに掃除用と食品用で分かれているのでしょうか?
食品用の重曹は「食品添加物」として保健所の許可を得て作っています
実際に安全基準を満たしているので口にするのが大丈夫というお墨付きなんですね
一方で掃除用は成分は一緒なのですが保健所の許可を取っていないので口にする事が許可はされていないという差があるとのことでした
保健所の許可があるかないかの差があるだけで中身は一緒、この事実に驚かれる方は多いかと思います
保健所への申請は費用と時間がかかるそうです、掃除用の重曹よりも食品用の重曹の方が価格が高いですが保健所への申請のための手間や費用の分だけコストがかかるからだったんですね
【重曹の意外な使い方について紹介】
重曹といえば換気扇の油汚れを落とすなどの掃除につかったり、ホットケーキをふっくらさせるなどの料理に使ったりしますが意外に知られていない重曹の使い方について番組では紹介していました
ガラス瓶に重曹を150gほど入れ布でフタをして輪ゴムで固定して靴箱などに置くと靴の臭いを取ってくれる消臭剤になるそうです
さらに湿気を取る働きもするので除湿剤にもなるので一石二鳥の活躍もするとのことでした
乾燥パスタを茹でる時に重曹を大さじ1杯ほどお湯に加えて、通常より2分ほど長く茹でると生パスタのようなモチモチの食感になるという裏技もあるそうです
一見すると差はないように思えますが断面をみればふっくらと仕上がっているのが確認できると思います。麺が太くなることで柔らかくてモチモチとした食感になるとのことでした
様々な使い方ができる重曹ですが食品用も掃除用も中身が一緒ならば安くて便利な掃除用を買ったほうが良さそうですね