2016年3月13日に放送の「この差って何ですか?」にて
碁石は白い碁石の厚みで何十万、何百万円の差があるという情報を紹介していました
囲碁で使われる碁石。基本的に碁石は白の碁石180個、黒い碁石181個をセットで売られています
碁石はモノによって値段に大きな差があります。Aの碁石セットは12万6000円、Bの碁石セットは73万5000円と約60万の差がある理由・・・気になりますよね?
値段の差は白い碁石の「厚み」にあるとのこと!
「なぜ白い碁石の厚みで値段が大きく変わるのか?」「1600万円以上もする碁石の厚みはどれくらい?」などの情報を番組では詳しく解説していました
【碁石がミリ単位で値段が跳ね上がる理由とは?】
碁石の価格差が大きくある理由は「白い碁石の厚さ」にありました。白い碁石が厚いほど値段が高くなるのです
Aの碁石セット12万6000円の白い碁石の厚みは7.55ミリ
Bの碁石セット73万5000円の白い碁石の厚みは8.83ミリ
その差は約1.3ミリなのですが価格差は約60万円以上になってしまうのです
たった1.3ミリの差でここまで値段が違う理由、それは白い碁石はハマグリの貝殻からできているからなんです。石からできているわけではないんですね
白い碁石はハマグリの貝殻を専用のドリルで碁石の大きさにくり抜き、職人の手作業によって1つずつ削っていきます
それを漂白⇒天日干しをして約2ヶ月かけてようやく完成になるのです
貝殻の1番厚い部分しか碁石にしないために貝殻1枚につき碁石が1個しか作れないとのことでした
白い碁石は1セット180個必要ですが厚いハマグリがなかなか無い為に同じ厚みの碁石を揃えるのに厚みがある碁石は何年もかかるのだそう
そのため厚みがたった1.3ミリだけでも厚い碁石には希少価値が高くつくのですね
・【最上級の厚みの碁石は値段も桁違い!】
番組では選び抜かれた碁石も紹介されていました
その厚みは10.74ミリ、なんと値段は1680万円とのこと!
7.5ミリが12万6000円
8.8ミリが73万5000円
10.7ミリが1680万円
厚みが増すごとに値段も跳ね上がるんですね・・・8.8ミリと10.7ミリで約1.9ミリの差で約1600万円以上の差は凄すぎます
1680万円もあれば田舎なら一軒家が建ってしまいますがそれほどの価値があるということでしょうか
【まとめ】
碁石の値段が白い碁石の厚みで大きく変わるという情報でした
ちなみに黒い碁石はハマグリでなく三重県で採れる那智黒石(なちぐろいし)という石で作られているので値段にそれほど差はないとのことでした
たった1ミリでも数十万、数百万円の差がでる碁石の知られざる情報、とてもおもしろかったです