2016年3月6日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
贈答品を渡すときには「結び」と「白い包み」を重要視しないと相手に失礼になる可能性があると紹介していました
番組の今回のテーマは手土産や贈り物などの「贈答品」
贈答品のルーツというのは神様への供物というのが由来していると言われています
単なる物のやりとりではなく心を形に表すのが贈答品とされています
そんな贈答品には「結び」「白い包み」と不可欠な要素が2つあります
神様へのお供え物を献上する時の習わしが起源と言われているもので、この2つを理解していないと渡す相手に不快な思いをさせる可能性もあるのです
林先生も知らなかった贈答品に不可欠な「結び」と「白い包み」の重要さ。知れば納得の贈答品についての驚くべき知識を紹介します
【相手への気持ちを表す「結び」】
日本の贈答品の特徴として水引きの結びがあります
贈り物の包み紙やご祝儀袋に使われる水引きの結び。これがあるかないかで相手への心遣いが大きく違ってくるのです
水引きの結びは自分を正しくして先様を敬い奉仕する心を表すとされています
古くは神様へのお供え物を束ねたひもとして使われたと言われる結び
自然や神様への祈りが物を贈る相手への思いへと発展したのです
和食で見られる人参と大根の紅白の相生結びなど結びの料理もそんな思いの表れとのこと
さらに結びには封をする、鍵といった意味もあるんです
戦国時代、武人に使えた茶人たちは茶に毒を盛られないようにお茶を入れる袋を簡単にはほどけない結びにしました
結んだ当人しかほどけない命を守る結びがあったんですね
天下泰平の江戸時代になると封じ結びは花結びへと変化していき日本の大切な文化になります
複雑そうに見える花結びですが1本の紐だけで作られたもの、現代ではその美しさが見直されてアクセサリーとしても使われているそうです
確かにこれは素敵なデザインですよね
【贈り物をけがれから守る「白い包み」】
贈答品に欠かせない要素は「結び」の他にもう一つ「白い包み」があります
日本の贈り物は必ず白い清らかな紙で包まれるということが決まりになっています
包みは贈り主や外界のけがれからその物品を隔てる境界の役割があります
お金を包むご祝儀袋も同じです。お金はたくさんの人が触れるので不浄のものと考えられていて中と外、2重に白い紙で包むことで清浄さを表しているのです
【まとめ】
贈答品に必要不可欠なのは「結び」と「白い包み」で相手に失礼の無いように要注意という雑学でした
贈る相手への気遣いを表すこの2つは大切にしていかなければいけませんね
そのためにはしっかりと理由を知ることが大事です!今回の雑学をしっかりと覚えて相手に喜んでもらえるように贈答品には気を使いましょう