7月12日に放送された「この差って何ですか?」にて
先端に紙が付いているのと付いていない花火の差について解説していました
夏といえば花火。打ち上げ花火から手持ち花火までさまざまな種類の花火がありますね
そこで今回は手持ち花火の気になる疑問「先端に紙が付いているのと付いていない手持ち花火の差」について紹介します
多くの人が花火の火薬に着火するための導火線のような役目と勘違いしていますが、実はちゃんと紙が付いている理由があるんです!
先端の紙はちぎって捨てるのが正しい方法!?
今回の差について解説してくれるのは手持ち花火の最大手 株式会社オンダの恩田郷子さん
手元花火に紙が付いているのと付いていないものの差は・・・
火薬が保護されているかどうか でした
火薬が保護されていないものがあるの!?それって危険なんじゃ・・・と勘違いしないように詳しく説明していきます
・先端についてる紙はちぎって捨てるのが正しい方法
先端に付いている紙の名称は「花びら紙」と言います
多くの人が「花びら紙」を火をつけるための導火線と間違えていますね
「花びら紙」がついた手持ち花火の正しい使い方は丁寧に「花びら紙」をちぎって捨ててから火をつけるそうです
「花びら紙」をちぎるというのは初耳で驚いた方も多いのでは?
ちぎるのは本当に正しい方法で花火のパッケージにも書かれているそうです。今度見る機会があったらぜひ確かめてみてください
・紙が付いていない花火「スパークラー花火」
紙が付いていない花火の名称は英語で火花を意味するスパークから名付けられていて「スパークラー花火」といいます
なぜスパークラー花火には紙がついていないのかというと、火薬が泥のようになっているものを竹ひごにつけて乾燥させているからです
竹ひごの表面に火薬がついているので四方八方に火花が散るのが特徴ですね
・紙の付いている花火「ススキ花火」
一方で紙の付いている花火は「ススキ花火」と呼ばれています
ススキ花火は火薬が粉末状になっていて筒の中にいれて先端に着火薬と呼ばれる蓋をしています
この蓋をする着火薬が衝撃に弱く湿度の影響も受けやすいので保護するために「花びら紙」を先端に付けているのです
ススキ花火は筒の中に火薬が入っているため前方にしか火花は吹き出しません
火花の色が変化していくのはススキ花火の特徴で、筒の中に順番に色々な火薬が入れることが出来るから可能なんですね
最近では長時間燃えて10色にも変化するのもあるそうです
まとめ
手持ち花火の先端の紙はちぎって捨てる!今までの常識が崩れましたね(笑)
得意げにちぎってしまった紙もちゃんと持ち帰りましょうね
夏真っ盛りで手持ち花火をする機会が出てくるこの季節に役立つ雑学でした