6月14日に放送の「この差って何ですか?」にて
売上トップのビールの売り子の販売テクニックについて紹介していました
球場の華として活躍するビールの売り子。華やかな仕事に見えますが歩合制のため少しでもビールを多く売るために競い合っているそうです
可愛くて愛想がよければ売れるわけではなく、売上を上げるための販売テクニックがわんさかとあるんです
平均1日100杯に対して売上トップの売り子は200杯以上を売り上げてるとのことで、番組では仕事に密着してどうして売上トップになれるのかを解説していました
新人と売上トップの売り子の差を徹底比較!!
今回番組ではプロ野球交流戦 楽天✖巨人 の試合での売り子たちに密着
新人と売上トップに5時間カメラが密着取材して販売テクニックの違いを調査しました
2人の販売テクニックは大きな差があって驚きでした
・コスチュームの違い
売り子の制服はみんな統一してると思いきや制服にも差がありました
売上トップの売り子は客に覚えてもらえるようにイーグルスが優勝した時の記念ピンバッジを帽子につけていたんです
優勝した時から仕事をしているということで話題にするためのようです
ただ売るだけでなく会話もビールを売るために必要なことなんですね
そして帽子はつばを上げて顔をわかりやすくする工夫も
会場を回る時に客の状況を広い視野で見れて、さらに自分の顔を覚えてもらうことにも繋がるそうです
・試合が始まる前の売り方
新人が試合開始前から大きな声で買ってくれる客を探すのに対して、売上トップの売り子は黙って歩くだけでした
試合開始前は常連の客を中心に販売するために会場全体を回っていました
実は売り子は試合が始まると販売エリアが限定されてしまうんです。自分の販売エリア外に常連がいるので試合開始前に会いに行き会話をしているとのこと
売り子と客で顔見知りなのでビールはもちろん売れて10分間で新人が1杯売る間に売上トップの売り子は10杯を販売していました。
さらに常連が次に試合を見に来る日付や座席も聞いておき後日にまた販売しにいくそうです。同じビールを買うのでも顔見知りから買いたいですもんね
・団体客への声のかけ方
団体客はまとまって注文してくれるので売上を伸ばす大チャンス
新人の売り子は団体客が席に着くなりさっそく声をかけていましたが断られてしまいました
一方の売上トップの売り子は全く声をかけずに周りをウロウロするだけ
団体客は席順を決めたり色々とやることがあるので落ち着くまで待つそうです
他の売り子に取られないように周りをウロウロして声をかけられるまで様子を伺っていました
ウロウロして5分後、見事に声をかけられてビールを売ることに成功!その数なんと18杯!乾杯の音頭までとっていましたよ(笑)
・ビールを注ぐときの差
新人はビールを注ぐ時にこぼさないようにジッと見つめて注ぎますが、売上トップの売り子は注ぎながらチラチラと周りを見渡していました
注いでる間も次の客を見つける時間にすることでだいぶ差がでるようです
目が合って合図を交わし終えたら他の売り子が来ても自分を待っていてくれるようですね
・球場の上段まで幅広く
ビールの売り子は上段には疲れるのであまり行きたがらないそうです
重さ約15kgを背負って階段を登るのはかなりしんどいのが理由
逆に上段に座ってる客も飲み物のために下に行くのがめんどくさいので売り子が来なければ買わなくなってしまうそう
・球場が盛り上がった時の差
新人の売り子は球場が盛り上がった今がチャンスと積極的に声をかけていました
売上トップの売り子は客と一緒に盛り上がりビールを一切売ろうとはしませんでした
しまいには座って客と一緒にチームを応援!
盛り上がっている時は客と楽しさを共有して自分のことを覚えてもらうそうです。絆を深めることによってビールの売り上げもアップするとのこと
新人の売り子と売上トップの売り子の今日の売上の差
楽天がサヨナラ勝ちをした今回の試合でのビールの売上の差は・・・
新人の売り子が110杯で売上7万7000円なのに対して
売上トップの売り子は215杯で15万500円でした
その差はなんと約8万円もあったのです!
まとめ
歩合制で少しでも多く売ろうとするビールの売り子たち
売上トップの売り子は常連を作って固定客にすることが売上の秘密でした。団体客へのさりげない販売方法もすごかったですね
個人的には声を一生懸命出して売ろうとしていた新人の売り子に情が移ってしまいましたね(笑)