2月7日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
すべての建物が南向きに一直線に並ぶ時計作りのヨーロッパの街「ラ・ショード・フォン」について取り上げていました
太陽に合わせて家を建てる、普段生活する家は基本的に太陽がたくさん降り注ぐように作られています
今回番組では太陽の向きに合わせた古本屋、すべての建物が一直線に南向きになっている世界遺産の街について紹介していました
古本屋は太陽が当たらないように工夫し、世界遺産に至ってはすべての建物の向きを南向きに一直線にしたほどのこだわりぶり
そこまで太陽の位置を気にした理由について林先生が見事に解説していました
【あえて日当たりの悪い北向きに入口を!一直線に並ぶ神保町の古本店の数々】
東京都千代田区神田神保町といえばカレーがとても有名です。カレーを扱うお店が200軒以上もある日本一のカレー激戦区です
神保町にカレー店が多い理由はカレーと並んで店が多い「古本」と密接な関係がありました
付近に大学が多かったこともあり戦前の昭和初期から古本店が数多く軒を並べていた神保町
本を読むために神保町に集まった学生たちは食事の時間も惜しいと考えて古本を片手に食べれるカレーをよく注文するように
そんな学生のスタイルが主流となりカレーを扱うお店が続出!古本とカレーは切っても切れない縁だったんですね
そんな神保町の古本屋の多くは通りの南側に集中してずらりと並んでいます、そして店の入口は北向きになっています
あえて日当たりの悪い北向きに店の入口をもってくるのは「商品の本が日焼けするのを防ぐ」ための神保町ならではの本の為を思った工夫のためです
【建物がすべて南向きで一直線の時計作りの街!】
すべての建物が南向きになって一直線に並んでいるヨーロッパの街、世界遺産にもなっているこの街はなぜこのような造りになっているのか?
林先生はご存知で「時計好きなら知っています」とのことでした
街の名前はスイスにあるラ・ショード・フォン。隣の街と一緒に世界遺産になったそうです
ラ・ショード・フォンは20世紀の初頭には世界の時計の約55%を生産していた時計作りの街でしたが、火事になって再び建物を建てる時に南向きに一直線に建物を統一しました
その理由はスイスの山間になる街ラ・ショード・フォンは日照時間が短いため
昔は明かりがなかったため太陽の光を採り入れて時計を作る精密な作業を行わなければなりませんでした
出来るだけ長く日照時間を確保するには南向きにするのが1番!窓辺に作業場を用意して少しでも長く仕事ができるように工夫したとのことでした
【まとめ】
神保町の古本屋が一直線に並び北向きに店の入口をかまえるのは本の日焼けを防ぐため、スイスのラ・ショード・フォンの街が一直線に南向きに並ぶ理由は日照時間を少しでも長くして時計作業をしやすくするためという雑学でした
太陽がたくさん注ぐには南向きに建物が向いているのが良いのですがすべての建物を統一するというのがすごいですね
一直線に並んだ町並みは圧巻でした