5月10日放送の「林先生が驚く初耳学」にて
フグには元々 毒はないという雑学について紹介していました
フグに毒があることは周知の事実で青酸カリの約1000倍もあると言われています
自然界では最強クラスの猛毒をもっているフグですが
そんなフグ自体には元々 毒はないというのは一体どういうことなんでしょうか?
エサの毒が体内に蓄積
実はフグの毒の成分「テトロドトキシン」はフグ自身が作り出しているものではないのです
フグの毒は主な餌となるヒトデや巻貝などに微量な毒が含まれていて、その毒を体内に貯め続けたものだそうです
体内に毒を貯める理由は
泳ぎが下手なため毒を貯めて身を守れるように進化したと考えられています
物知りの林先生でも知らなかったこの雑学。知っていれば周りに自慢できますよ(笑)
無毒のフグの養殖も可能
毒を微量に含む餌を食べることによって体内に毒を貯めるのであれば、餌に毒がなければ毒を持たないフグになるわけです
人間の管理の下で毒を持つ魚介を食べない環境を用意して、毒のない餌を与え続ければ養殖のフグは全く毒を持たずに育つのですね
長崎大学の養殖フグの研究論文によると
養殖フグ5000匹を検査した結果、筋肉や皮だけでなく肝臓にも全く毒はなかったとのことです
養殖フグの肝を誰でも調理して食べられる日は近いかもしれませんね
でもパッと見て毒があるか無いかをわからないと不安だなー
養殖と天然のフグが間違って混入したらそれまでですからね