9月13日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
ホッケの干物が開いた両側に背骨がついている理由について解説していました
脂がのってジューシーで肉厚の身がおいしい干物の王様ホッケ
今回はホッケの干物がどうして両側に背骨がついているのかという雑学を番組で紹介していました
まずい魚と言われていたホッケが美味しくなるまでのエピソード、背骨をわざと真っ二つにして身の両側につけている理由を解説です!
2度と食べたくないまずい魚と言われていたホッケ
現在は人気のホッケですが以前は非常にまずい魚と呼ばれていました
その理由は鮮度が悪く鮮度落ちが早く、当時は保存技術も不十分だったこともあり臭いもひどく嫌われていたんだそうです
そんなホッケも干物にすることでおいしく味わえるようになりました
1982年に居酒屋チェーン「つぼ八」が東京で干物のホッケをメニューにしたところ安くておいしいと大ヒット
全国の居酒屋がホッケに注目するようになり今では居酒屋の定番メニューにまでなりました
ホッケがまずい魚だと言われていたなんて信じられませんね
ホッケの干物は背骨を両側にわざとつけている
そんな大人気の干物のホッケですが特徴として両側の身にそれぞれ背骨がついています
アジをはじめとするほとんどの魚の開きは片側にしか背骨はありません
ホッケはわざわざ背骨を真っ二つにして両側に背骨が来るようにしているんです。両側に背骨があるから干物はおいしいんです!
身に張り付いた背骨とあばら骨の間にある膜がフタのような役割となり旨みの元となる脂が出てしまうのを防いでいるんです
元々が大味とされているホッケをより美味しくするために背骨を両側に残すことができないかと考えられて背骨を真っ二つにする機械が作られたそうです
・他の魚も背骨を真っ二つにしてフタをすれば美味しくなる?
ここで1つ気になるのがホッケのように背骨を両側に残せば美味しくなるのであれば、すべての干物の背骨を両側に残してしまえば良いのでは?という事
しかしそうしたくてもできない理由がありました
骨の一部が機械の刃より硬い鯛やアジは真っ二つにすることはできないんです。技術が進んで硬い骨が切れるようになればもっと干物が美味しくなる可能性があるとのことでした