2016年3月13日に放送の「林先生が驚く初耳学」にて
江戸時代に流行った商品券は鰹節と交換できる銀の板だったという雑学について紹介していました
東京都日本橋 江戸時代から続く老舗が建ち並ぶこの街に最近になって女性たちが行列を作るお店があります
それは鰹節専門店の「にんべん」日本橋本店です。1699年の創業から日本橋で317年、古くは徳川家や大名に鰹節を献上していたという名店です
現在では鰹節をドライトマトやドライクリームに合わせて飲み物として販売して、女性客が紙コップで飲むなどの新しいスタイルが話題となって大人気店になっています
そんな鰹節専門店の「にんべん」ですが江戸時代には当時としては画期的な買い物に関するサービスを流行させていたという事実をご存知ですか?
そのサービスとは「商品券」です!現代で使われているような紙媒体の商品券ではなかったのですが、当時は何が画期的だったのかについて林先生が詳しく解説していました
【江戸時代の商品券は鰹節と交換できる銀の板だった!】
今回の雑学について「江戸時代の経済学の一部ですからね」と前置きして林先生は次のように解説していました
当時は鰹節は傷みやすく、そして高級品だった事が関係があります
銀の薄い板を用意して店に持っていったら鰹節に変えられるという仕組みを作ったそうです
私たちが商品券を持ってスーパーやデパートに行って買い物をするのと一緒で銀の薄い板を持っていけば決まっただけの鰹節にしてくれるようになっていたとのこと
どうしてわざわざ銀の板にするのか?鰹節は当時は痛みやすかったので鰹節をそのままもらってしまうと劣化したり腐ってしまって困ってしまいました
そのため貰った方も贈った方も銀でやり取りしたほうがありがたいんですね
銀自体にも価値はあるので鰹節と引換はせずにそのまま銀として使う事も実際にはあったそうです
銀製で貨幣価値もあったために鰹節との交換以外にも使われていた商品券。その機能を考えると現在使われている商品券の先駆けだったと考えられるのです
【まとめ】
江戸時代に流行った商品券は銀の板を鰹節に交換できる仕組みだったという情報でした
鰹節でやり取りをすると劣化したりして困ってしまうとのことですが、鰹節に代わる商品でやり取りをしなかったというのは鰹節でなければ当時はダメだったか?と疑問に思いました
銀製の板をそのまま銀としての価値で使ってしまうというのは今で言う金券ショップに売りに行くのと一緒なのかなー?(笑)